konokuninohana’s diary

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軽装と、かれの装いについてのこと。

 

古今さんの軽装がお届けされました。

前々から、果たして女性的なのか男性的なのか・ミニ丈なのかetc.気になる事項は多い軽装でしたが、来てみるとなんというか一周回って冷静に見られたような気がします。

くすみピンクに墨で描いたような模様、白レースのショール、黒の襦袢と足袋、底の厚い草履、ゆるく結ばれた髪……感想を総括すると当たり前のように「かわいい」の一言なんですけれど。

 

でも、この軽装を見て、ようやくかれの装いの原理がわたしの中で理解できたように思います。

今回の軽装、着物の色や草履やショールはかなり女性的な色味や意匠なのですが、帯の位置や全体の着こなしは男性のそれなんですよね。和装って男女でわりとわかりやすく着こなし方が違うのでわかったのですが。

戦装束や内番を見るに、古今さんにとってかわいい・うつくしいと思う意匠は比較的女性的であったり華やかなものが多くて。でも、だからといってかれはそれを女性として着ようとはしておらず、至ってナチュラルに刀剣男士として纏っていて。

今まで、古今さんて女装なのか否かがはっきりしないなって思っていたんですよ。でも、かれは女性的な衣類であっても「女性の装い」という意思はないと軽装の着方でわかりました。だから、きっとこれは女装ではなくて、ただかれのよいと思うものを選んだ結果なのかなって。

常々、わたしはかれの、既存の価値観に妨げられずによいと思うものを選択できる健全さを愛していて、尊敬もしていて。その意味で、今回の軽装はすごく、意匠も着こなしもすべてひっくるめて大好きだなと思いました。

 

早くうちの古今さんにお仕立てしてさしあげたいね。

自本丸のかれは世界一愛されている「刀剣男士・古今伝授の太刀」*1なので、主さまがかわいいきれい素敵とはしゃいでも当たり前のものとして微笑みながら受け流してくれることでしょう。

 

あと、これは軽装と直接の関係はないのですが、今回軽装が発表されてからわりあい多くのフォロワーさんにお祝いや心配をしていただきまして。古今さんの何らかがあったときにこうして自分を思い出していただけることの幸福を嚙み締めていました。

度々言うようにわたしはかれの一番でありたいと願っているので、もし、もし少しでもかれとわたしとを結びつけて考えてくれる人がいるなら、これ以上ない幸せだなと。

今後とも狂気を加速させて、文化なんていう広大な概念に愛し愛されているかれを、それでも抜きんでて愛していきたいですね……。

まずは軽装のグッズをください。

 

以下、軽装関連のツイートログ。

*1:無論、太刀 銘「豊後国行平作」の刀剣本体が最も愛されていると思うので、あくまで男士のかれの中で、ということです