konokuninohana’s diary

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海野にハマった話とかエトセトラ。

最近、Twitterで古今さん以外の存在の話をしたりイラストを上げたりしています。

そのものの名は、海野六郎

わかりきっていることながら説明すると、「舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士」に登場する真田十勇士のひとりです。シルクハットを被りきゃあきゃあと嘘ばかりつく陽気な雰囲気の男。武器は2振りの刀の柄頭をくっ付けた双頭刃(そういえばこれ刀種なんの扱いなのか……?)。

 

宗教上の理由で天伝にほぼノータッチだったわたしは、その続編ということもあり无伝にも上演当時一切触れずにいました。配信も見ていない。

でも、周囲からの情報で十勇士よいらしいとか評判は聞いていたし、一応公式サイトの写真くらいは見ていました。で、その当時からまあ、めちゃくちゃわたしの好みの男いるなあと知ってはいた。

わたしはシルクハットが好きです。映画版のウィリーウォンカとかマッドハッターの影響もあってか中学時代から好きで、お恥ずかしながら自分でも被っていました……。だってかわいいのだもの。

わたしは態度が胡散臭い男が好きです。未履修のヒプマイに対して「絶対に作家が好きだと思う」と公言するくらいにわかりやすく好きです。ちなみにわかりきっているのでヒプマイには未だ触れていません。

だから、噓つきシルクハットな男がいるというならまあ、きっと好きだろうとはわかっていました。だからといって舞台見に行ったりグッズ買おうとはしない程度に。ちなみに今、後者についての判断を死ぬほど後悔していますがまあそれは置いておいて。

 

天伝无伝共に円盤は予約購入していました。なぜなら刀ステだから。

未だ虚伝再演のカレンダーが部屋の壁に掛かっている程度にはかの舞台作品群に思い入れいっぱいです。まあ、だから天伝見られないんですけど。

そんな感じで、でも一応1回は天伝も再生したワ……という状態で无伝の円盤もお迎えしました。続編とはいえこっちには別に懸念事項はなかったので速攻再生しました。

 

十勇士、すごかった……。

 

正直、最初は噓つきシルクハットがどうのとか関係なかったです。みんな、みんなすごくよかった……。

特に印象的だったのは、海野を除くと、十蔵と佐助です。

十蔵は、そもそもわたしがシルクハットと同じくらいにおかっぱの男が好きだというのが第一の理由。あと、おかっぱニーハイという可愛い装いに反して男らしくアニキな性格もとても好きです。鎌之助のお兄ちゃんだかお母さんだか感も大変かわちい。

佐助は、元も子もない話ですが顔がめちゃくちゃめちゃくちゃ好きです。遺伝子レベルに刻まれた好みの顔していてびっくりした。別界隈でゆるく応援している推しがお衣装も顔も声も佐助そっくりなので笑いました。

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↑その情熱で描こうとしていた下描き。どうしても十蔵以外が気に入らな過ぎて没になり、↓のようなツイートになりました。

でもその後ちゃんと海野は描いた。佐助はなんでか未だ描けないですね。

タグをお借りしたのでFF外の方からも反応いただけてとても嬉しかったです。

 

で、海野についてなんですけれども。

ツイートからしてわかるのですが、円盤初見時はわりと「うんうんわかる~好みのキャラだわね~」くらいのテンションだったんですよね。そんな感じで上の2枚とかを描いて上げて。でも、イラストの資料として演者さんのツイートのお写真を漁ったり円盤を見返すうちに、どんどん余計に好きになりました。

ていうか、Twitterで演者さんの上げてらっしゃるお写真の海野がどれもこれも可愛すぎるんですよね。まず表情が可愛い。だいたいチシャ猫みたいなお顔をしている。あとポーズが、シルエットが可愛い。大体指先までポーズ決めていて足元は元気。脚を交差している率高いのですが、あのゆったりしたボトムのせいもありめちゃくちゃ可愛い。お人形さんみたい。

ていうか今書いていて気付いたのですが、わたし演者さんのツイートを見ることがなければここまで堕ちなかった気さえするんですよね。うーん罪深い。

あとこれはどちらかというと実写より二次元キャラで自覚していた癖(ヘキ)なんですけど、わたし、男の眉の形がその子と合っているのがめちゃくちゃ好きで。海野はわりかしちゃんと太さのある眉が髪と同じ色をしていて、その眉がくりくりっと表情を大きく愉快げに見せているのがとても好きです。可愛い。

可愛くて胡散臭いから、特撮の敵みたいで好きです。具体的にはダイレンジャーの初期敵怪人の人間態みたい(伝わらない喩え)。

なんか容貌のことばかり言っている気がするけれど、当然ながら台詞のひとつひとつも好きです。元気なお声のは視聴時に大体笑っちゃうけど。ただ、内面については彼ら十勇士の元となった講談などの真田十勇士についてもっと知ってからでないとあまり言及できない感はある。のでしない。

絵って、内面への見識や考察が浅くともお顔に対する愛だけは込められるので偉大。

そういえば実写人物を元に二次創作描くのが久しぶりすぎたのですが、もしや二次元ジャンルの子描くより若干得意かも……と思うなどしました。まあ、ちゃんと二次創作始めたきっかけは某バンドだし、刀以外でちゃんと絵描いてたの特撮なので当然っちゃ当然。

 

とりあえず、こんな感じに海野に狂い、海野の絵を描いたりしていたんですよ。

そしたら、これよ。

推し変(嘘)宣言の数時間後、永青文庫が来年度の展示予定を発表なさいまして。そちらに、冬季展示で古今さんがいました。大々的に。大展開です。

まあ、昨年度本当は永青文庫で展示したかったの知っていたし、別企画でやはり疫病による断念となった歌仙と共に、昨年や今年のリベンジといったところなのでしょう。

ただ、あまりにタイミングが良くてびっくりしただけで。

 

で、思えばこれが初めてだったんですよ。古今さんが顕現してから、がっつり他の存在を推すことが。

とはいえ全く他ジャンルに触れていないわけではなく、フォロワーさんに布教された忍たまのアニメ映画や二次創作は見ていたけれど*1。前述の佐助に似ている推しの現場にも行ったけれど*2

でも、めちゃくちゃ画像漁ったり何枚も絵を描いたり……っていう程度の熱量を向けたのは、海野が初めて。古今さんと出会って1年半と少し経つけれど。だから冗談とはいえ推し変だの浮気だの言うてたし。

ていうか、意識的に他のコンテンツ深追いすることを避けていました。古今さんから逃げないために。

逃げないって何ぞといった感じですが、わたしにとって古今さんという存在やそれを好きでいることに自己肯定だの存在価値だのを託してしまっているので、古今さんを推している日々は大体しんどいけれども、そこから逃げると自分の価値さえ失ってしまうんですよ。何言ってるかわからんけどそういう感じで。

 

だから、一応は別のジャンルではない領域の刀ステで推しができちゃったのは事故みたいなものでして。

結果として、この事故はとっても良いことだったなと思っています。

なんせ、海野好きでいて今後わたしに負担がかかることは殆どない。ステショのブロマイドが手に入らずひいひいしてはいますが、今後新しい展開が来ないであろう相手なので既にあるグッズに多少必死になろうとそこまでしんどい思いはしないで済みます。

演者さんの他作品追い始めたらオワリですが、わたしは既に2度それでやらかしているとっても賢いので、演者さんに対してはあくまでも「推しを演じていらした人」という認識でいます。ていうか過去やらかした道を辿りたくないので薄眼でしか見ないようにしています。えへ。

正直、十勇士だけ推すなら二次創作しかしない1番ライトで気軽なオタク生活を送れる。

なので、既に自分のキャパを越えた負荷の「(自称)古今のTO」と難なく両立できる!!!

わたしは過去に別ジャンルで「しんどい!無理もうやめる!!」とぶち切れて、推しのこと全然好きなのにオタクやめたことがありまして。推しから逃げたわけです。これはある種の成功体験として、わたしの中では「いつでも推しから逃げられる」というイメージに、そして古今さんに対してもその手段を行使してしまう日が来るのではという懸念となっていました。

でも、今はしんどいなら「海野に浮気しま~す!……まっ、嘘なんだけどねぇえ!!!!!」とかって言っちゃえるんですよ。わざわざオタクやめなくても、1泊2日とかのプチ逃げができちゃう。そんでもって結局刀というコンテンツからは離れてないから情報とかの点で浦島太郎にはならないし。

これって、むしろ古今さんを長く推しやすくなったのかもしれないなって。

 

長々書きましたけど、結論として今まで通り古今さんには必死になってげろげろして、それに疲れたらまるで海野のオタクですよ~みたいな顔して息抜きしていこうと思います。おわり。

*1:照星さんが好きです。あと雑渡昆奈門とか田村三木エ門。箱としては4年生かわちいねという感じ

*2:1年以上ぶりなのに認知続いていて震えた。帰りに古今さんのタぺ引き取ったりした思い出

頒布物に関する連絡等まとめページ

これまでに迂咲実芭蕉(ばなな。)が頒布したグッズ・同人誌に関する連絡や感想フォームをまとめたページです。

 

 

頒布物に関するアナウンスなど

乱丁落丁のご連絡は当アカのDM又は奥付記載のメールアドレスにお願いいたします。

当項目では各頒布物に関するお願いや誤記訂正を記載しております。

『古今伝授の太刀アンソロジー 花あつめ』

・参加者様のご自身の作品の公開/再録などについての制限はございません

・奥付のロゴ部分にブレが見られますが、内容には干渉しないためご容赦ください

ノベルティのしおりに~3mm程度の印刷ズレがある可能性があります

 

『古今伝授の太刀のことがちょっとだけわかる本』

・本書の内容を元にSNSなどで何か発信をしたり、創作のネタにする際はご自身で巻末記載の参考文献を確認をしてください

・その上で、本書の文面を引用することは可能です。ただし本書を引用する場合には、本書を使用した旨の記載と筆者への報告をしてください

・この記述の参照文献はどれか、などのお問い合わせは奥付に記載したメールアドレス・ツイッターアカウントまでお願いいたします

・「蝶」項29ページ1段目最左行 ×「図1のように」→〇「図2のように」

・「歌」項に1首収録漏れあり。当該歌の解説などについては当記事に掲載予定

 

感想フォーム

『古今伝授の太刀アンソロジー 花あつめ』に関してはこちら↓

docs.google.com

その他頒布物に関してはこちら↓

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頒布情報

イベント参加予定 

8/28 pictSQUARE内 刀剣×情報系 刀剣自由研究展(済)

通販情報

konokuninohana.booth.pm

BOOTHにて自家通販中。

発送方法はクリックポスト(198円)とあんしんBOOTHパック(370円)の2種類。発送方法によって商品ページが異なるため、購入時は商品名のご確認お願いいたします。

在庫状況

すべて余裕のある在庫状況です。購入検討いただけると幸いです。

 

最終更新 2021/9/5

部屋に点在するグッズについてなど。

75mm缶バッジ3種 各3

アクリルキーホルダー3種 各2

アクリルフィギュア3種 各3

紋チャーム 各3

ボールペンセット 2

クリアスケール2種 各2

クリアファイルセット 3

タペストリー2種 各1

特大タペストリー 1

ロングタペストリー2種 各1

手帳型スマホケース 1

扇子 2

デスクマット 1

WHF色鉛筆・アクリルパズル・風呂敷 各1

ミニ学習帳 3

ミニミニ学習帳キーホルダー 5

スクエア缶バッジ3種 大体合計190くらい?

ヴァンガードR・TRR R大体200TRR27

ネットプリントブロマイド 10

アクリルアート 1

ケーキのフォーク 1

ネイルチップ 1

マスク 3

万歩計 1

タオル 12

 

唐突に、思い出せる範囲での古今のグッズを羅列するなど。

こうして書いてみると笑っちゃうほど少ないけれど、わたしの汚部屋にはこれらやステのグッズや同人や古今和歌集が点在している。いうて古今のグッズの、特に存在感のあるタペストリー類は一切壁に飾られておらず、数量のあるスクエアやヴァンガはちゃんとぴったりなケースに収納されている。なので自室における古今の主張はそう激しくもなく、どちらかといえば大きいデカレンジャーのフィギアとか虚伝のカレンダーとか、母の描いたバカでかいアンコウの絵の方がよほど印象的である。

しかし、親(寝室のエアコンが死んでいる)と話していて

「じゃあわたしの部屋で寝る?」「やだよ」「なんで」「古今いすぎる」

という会話になる程度には、たくさんの古今が静かに死んだようにしてこの部屋にいる。

わたしは部屋を片付けられないので、飾っていると言える古今のグッズはPC本体の上に置かれたフォトフレームのネップリブロマイド2枚分くらい。残り8枚はコンビニ景品の歌仙のファイルに入っている、多分。同じ場所にはステの短冊もスタンドに掛けて飾っている。あとはステの古今地蔵歌仙のアクスタをビデオデッキの上に置いているくらい。デスクマットが仕舞えないから微妙に丸まったまま見える場所にあるけれど、他は段ボールとかショッパーとかツールボックスに仕舞われている。

勿論、仕舞わずに使ったり持ち歩いている子たちもいる。定規とボールペンは1セット常に筆箱に入れている(でも使わない)し、アクスタは出先で写真を撮りまくるため専用のボーチごと鞄に入れてある。イベント用のポシェットには通常の75mm缶をひとつ付けてある。タオルは毎日お腹に掛けている。ネイルチップも一度だけ、成人式のなくなってしまった成人の日に着けた。

でも、大体はメルカリなら「ほぼ新品です」で通ってしまう。開けていないものの方が多いし。

 

わたしが死んだら、この子たちは、わたしの古今はどうなるのか。

理解あるご家族をお持ちだからきっと、売ったり人に譲ったりはしないでくれるはずだ。降りた前推しのグッズさえ、自分が努力して集めたものを楽に手に入れる人間が許せないから売らん、と公言し部屋のどこかに放置しているくらいなので。それに、わたしの古今が誰かの物になるくらいなら捨てられて全部燃えたりスクラップされる方がマシ。この辺の価値観を母は理解できんが知ってはくれているからまあ、安心だ。

ついでに。刀剣乱舞-ONLINE-の本丸はきっと誰もログインしなくなる。死後にサ終とかサーバー整理がない限り、主不在の本丸で古今はひとりぼっちの第一部隊隊長であり続ける。もし次の古今の入手機会より早くわたしが死んだら、乱舞レベル5のままで。そのまま乱舞レベル7とか8も解放されている中で5のままの古今は、演練コメントの「古今さんのTO」なる文面も相まって失笑ものだろう。でも、主さまが死んでいたらそのときは古今に諦めてもらうしかない。わたしが不慮でなく余裕を持って死ぬのならちゃんと古今だけは自分で刀解したいのだけれど、大体の死は不慮だから。

 

こういうことをふわっと考えて書くとちょっと凹みが治ってくる気がする。気のせいだが。

ちなみにわたしは好きな人たちの死に目を見たくないから長生きはしたくないけれど、できれば好きな人たち共々不老不死でありたいので、自分から死ぬ気は現状ない。ので、こういう似非メンヘラなことを言っていても気にしないでほしい。

 

なんとなく満足したから、PC立ち上げついでに鍛刀とマインスイーパーのひとつもやって、そうしてまた、たくさんの古今が死んだように静かにいるこの部屋で、生き生きとした最悪の寝相で惰眠を貪りたい。

軽装と、かれの装いについてのこと。

 

古今さんの軽装がお届けされました。

前々から、果たして女性的なのか男性的なのか・ミニ丈なのかetc.気になる事項は多い軽装でしたが、来てみるとなんというか一周回って冷静に見られたような気がします。

くすみピンクに墨で描いたような模様、白レースのショール、黒の襦袢と足袋、底の厚い草履、ゆるく結ばれた髪……感想を総括すると当たり前のように「かわいい」の一言なんですけれど。

 

でも、この軽装を見て、ようやくかれの装いの原理がわたしの中で理解できたように思います。

今回の軽装、着物の色や草履やショールはかなり女性的な色味や意匠なのですが、帯の位置や全体の着こなしは男性のそれなんですよね。和装って男女でわりとわかりやすく着こなし方が違うのでわかったのですが。

戦装束や内番を見るに、古今さんにとってかわいい・うつくしいと思う意匠は比較的女性的であったり華やかなものが多くて。でも、だからといってかれはそれを女性として着ようとはしておらず、至ってナチュラルに刀剣男士として纏っていて。

今まで、古今さんて女装なのか否かがはっきりしないなって思っていたんですよ。でも、かれは女性的な衣類であっても「女性の装い」という意思はないと軽装の着方でわかりました。だから、きっとこれは女装ではなくて、ただかれのよいと思うものを選んだ結果なのかなって。

常々、わたしはかれの、既存の価値観に妨げられずによいと思うものを選択できる健全さを愛していて、尊敬もしていて。その意味で、今回の軽装はすごく、意匠も着こなしもすべてひっくるめて大好きだなと思いました。

 

早くうちの古今さんにお仕立てしてさしあげたいね。

自本丸のかれは世界一愛されている「刀剣男士・古今伝授の太刀」*1なので、主さまがかわいいきれい素敵とはしゃいでも当たり前のものとして微笑みながら受け流してくれることでしょう。

 

あと、これは軽装と直接の関係はないのですが、今回軽装が発表されてからわりあい多くのフォロワーさんにお祝いや心配をしていただきまして。古今さんの何らかがあったときにこうして自分を思い出していただけることの幸福を嚙み締めていました。

度々言うようにわたしはかれの一番でありたいと願っているので、もし、もし少しでもかれとわたしとを結びつけて考えてくれる人がいるなら、これ以上ない幸せだなと。

今後とも狂気を加速させて、文化なんていう広大な概念に愛し愛されているかれを、それでも抜きんでて愛していきたいですね……。

まずは軽装のグッズをください。

 

以下、軽装関連のツイートログ。

*1:無論、太刀 銘「豊後国行平作」の刀剣本体が最も愛されていると思うので、あくまで男士のかれの中で、ということです

言葉より行動とかエトセトラ。

わたしは長曽祢虎徹なので、常々「言葉より行動」と思って生きている。

さて、全本丸の長曽祢虎徹に謝罪行脚する前に、ちょっと喋る。ツイートするには長くブログとしては短い話。

 

「言葉より行動」だから、「古今さん大好き💗」とツイートするよりもグッズを買うほうが偉いという価値観で生きているオタクです。

しかし、わたしはグッズを買うとか課金をするとか、とにかく好意を示す行動をすると、大抵それをツイートします。グッズなら並べて写真撮ってアホな加工して流します。言葉より行動……と言うとなんとも実直そうですが、SNS上でこのような行動を取る女に実直さはカケラもありませんね。

ですが、わたし思うんです。 わたしは新選組の局長じゃないので、わたしが黙って行動したとてその背を見てくれる人はいません。わたしにはトシもソウジもおらんのです。ついでにハジメもサノもシンパチもおりません。

ならば、自分から言うしかないじゃん、って。

言葉より行動、でも行動をしたならそのことを言葉にしなければ、それは観測され得ない行動ということにになってしまう。観測されないものは世界に存在していると証明できない……と思っているので、観測され得ない行動はそんなことしていない判定になっちゃうんです。

わたしは何かを好きでいることにわたしという存在の価値とか証明とか諸々を託しているので、その「好き」を示す行動がナシ判定になってしまうと、なんとわたしが存在している証拠も意味もなくなってしまうんですね。びっくり大変。

なので、わたしは今後も「言葉より行動……だけどそれを言葉にもしちゃうよん」的スタンスでいきたいなと思っております。

誰にでもない所信表明。

 

ところで、わたしはグッズ写真上げてたまに「販促です」的なこと言うんですけども。

わたしの消費行動をこうして示すことできっと、かわいいかわいいグッズちゃんが欲しくなったり、はたまたわたしにマウントをとろうと思って張り合ってくる人が生まれたりして、まあそれは古今さんという商業的存在のためになるのでは、という希望的観測です。繰り返しますがわたしは局長ではないので、黙っていても意識してくれる人なんていないのですが、でも大声で見て見てー!ってすれば3人くらいはそうやって古今さんに消費行動をとってくれないかなと願っています。

 

人間って理屈と感情に板挟みにされてるじゃないですか、多分。

わたしは、古今さんが商業的存在である以上、かれを好きになる人もっと言えばかれにお金を払ってくれる人が増えるのが大正義だと思っていて。

でも、前々から表明しているように、わたし自身は同担拒否というかなんというか……なオタクで。

古今推しが増えるべきという理屈 vs 古今推しを厭う感情

ってやつです。日々それに悩まされている。

まあこの板挟みでいうと、古今推しを名乗る金払わないオタクは理屈ですら擁護できなくただ不快なだけの存在になってしまうわけですが。当該の方が万が一いたらゴメンネ。

なんなら、5千人分くらい金払う同担が出てきて「お前不快だから消えろ」って言われたら、わたしがしがみつくよりそのオタクが金落とす方が古今のためではあり。そんなことがあったらわたしはきっと、更に理屈と感情にゴリゴリ揉まれるのでしょう。そういう悲観的妄想ばかりしてしょっちゅうオワリになってます。

 

自分のメンタル上げるのに最近で1番手っ取り早いのは「でも熊本に奇跡の日程で行ったじゃん運命〜〜!」なので、死ぬ前に熊本旅行記をブログ上げたいです。あとアンソロについてもいい加減まとめたい。

そんなことを考えつつ、古今タオルを腹に掛け、枕元のくまモンストラップ(ペア)にそっと触れる午前5時でした。

この国の花とわたしの1周年。

 

最初の慶長熊本の特命調査、豊後国行平の刀剣男士の実装から1年が経ちます。

最初に言うと、今回の記事では地蔵くんの話はしません。わたしは本丸にいる全員の周年を祝っているわけではないし、そんなわたしが、同じ実装タイミングだからという理由だけで彼に言及するのは誠実でないからです。でも、地蔵くんのことだってもちろん好きです。

お祝いイラストを描こうにもどうしてかうまく筆が動かせず、途方に暮れながらこのブログを執筆し始めました*1。お祝いの気持ちを広く表明するのに文章というのは適当でないかもしれないけれど、ささやかでも何もしないよりは良いと思って、少しだけ書き進めてみようと思います。

これは、古今さんの話ではないです。

古今さんと出会ってしまった、狂わされてしまった主さまのお話。

 

 

わたしは、古今伝授の太刀のことがとても好きです。だから、その実装というのはすごく特別な出来事でした。

そもそも歌仙ちゃんのことがゆるっと好きだったので、慶長熊本自体はすごく楽しみだったんです。それに、やはり歌仙がきっかけだけれど以前永青文庫での展示で見てとてもとてもきれいだと思った古今伝授行平(と、当時のわたしは呼んでいたので…)の実装も当然嬉しくて。だからメンテ明けからだいぶ遅れてではあるけれど、バイト帰りの電車の中でイヤホンさして速攻ログインしたし、1周分は課金すると最初から予定していたし。

とはいえ、約1年前すぐに一目惚れした!って訳でもなくて。正直、古今さんへの第一印象はそこまで良くなかったんです。

 チラ見せ段階での感想がこれ。慶長熊本の地でお顔を拝見したときには、正直に申しますと

「目、見えてる??」

って思いました。如何せん、今まで通ってきたどのジャンルにも古今さんのような瞳の子はいなかったので。

でも、古今さんと歌仙ちゃんのやり取りや少し進んでからの地蔵くんへの言葉で、古今さんがすごくやさしくてかわいい刀剣男士ということはすぐにわかりました。元となった刀剣のことが好きだったこともあって、古今さんのこともあっという間に好きにはなっちゃいました。チョロい。

それで本丸へお迎えして、古今さんの言葉を聞くたび好きが増していって。

わたしにとって、特に好きな古今さんの言葉がふたつあります。

「この姿で顕現したからには……象、そう 白象で野を駆けてみたいものですね」

「自己を紹介するなど……わたくしはそう、この国の花。
それだけ覚えてくれればよいのです」

白象台詞は、なんだろう、普通にかわいいオモロな側面を見せてくれるなって思うんですけれど、わたしが深淵にどぼんしているのだと自覚したきっかけになったんですよね。

 もはや笑ってくれ……って感じ。そういや当初はちゃん付けでお呼びしていたけれど、この辺以降からさん付けになったんだっけ。とにかく、今も古今さんが象について話す度なんとも言えない顔をしてしまう主さまです。ついでに、白象云々はわたしが刀剣関連の自由研究を始めるきっかけにもなりましたね。

刀帳での「この国の花」という形容は、本当に本当に大好きで、わたしにとってすごく大切なものです。隠しちゃいないことなのですがわたしの本名が「はな(漢字は内緒)」でして。ガラスケース越しにきれいだなと思った存在が、同じ言葉で自分を形容してくれたのがすごく嬉しくて、ちょっと誇らしくて。

わたしは古今さんに自己肯定感を託してしまっているのですが、そんな歪な好きの形になってしまったのは古今さんが自分のことを「この国の花」って言ったからだし、今わたしがそれなり堂々とやれているのもこの言葉のおかげです。

とかく、こうしてわたしは古今さんのことが大好きになって。

 

わたし、よく古今さんについてで「運命!」って言っちゃうんですけれど。

多分そこら辺最初に意識したのは成人式関連で。

 着物の帯、母も使ったものでわたしが選んだわけでもないのに、古今さんと繋がっていて。だからこそ張り切って他も揃えに掛かってしまったのですが。

他にも、最近だと熊本まで古今伝授の太刀を見に行ったときのことも。日程の関係で2日間しか伺えないそのタイミングで展示の向きの変更があったから、2日間でどちらの面も見ることができたんですよ。しかも、それに際してのお話を、ちょっとだけ皆より早くお聞きできる機会にも恵まれて。その後すぐに臨時閉館となってしまったけれど、滑り込みで見られたことも後々から思うと奇跡みたいなタイミングだったなって。

で、わたしはこの運命を、わたしが努力で呼んだんだって言っていたのですが。

 でもね、少し前から、もしかしたら違うんじゃないかって思えてきたんです。

運命を運んでいるのは、わたしの運でも努力でもなくて、古今さんなのかもね!っていう。

わたしは人生のまあまあな割合を審神者として過ごしているのでナチュラルにこういう幻覚を見ちゃうんですよね。それと、最近はミュの方でよく「未来を知る男士から、コロナ禍の審神者たちへ」というような言葉があったりとかも、この考えに影響を与えられました。

まだ、古今さんとわたしが濃密に関わってからは1年経っただけで。まだ、この程度で古今さんが迎えに来てくれるなんて思わないけれど。

でも、これからも死んだり死ななかったりする程度に走り続ければ、頑張れば、それを見ていてくれる相手はいるかもしれない。急に現実的な話をすると、それは古今伝授の太刀ではなくて周囲の人々かもしれないけれど、それでも良いって思うんです。

これからも古今さんのことを好きでいてそのための努力を続けることで、周囲の人からそれを認められたり、もしかして古今さんが迎えに来てくれるのなら。それって未来や過去の自分を救える唯一の方法なのかもねって。

オチのない話です。

 

閑話休題

古今さんのことを好きになって失ったもの、健康ってのはわりと本気でそうなんですよね。わたしは大層メンタルが弱いので、好きになってからの暫くは本当に誰かの古今さんへの言及を見るだけでダメだったし、今でも古今さんに会いに行く直前に蕁麻疹出す程度にはよわよわです。でも不健康が高じて?まあまあ痩せて上半身だけは古今さんみたいな薄さになったので良しとしましょう。

お金については、まあグッズと課金……。グッズはそれでも心身の健康を少し向上させてくれるのでえらいです。わたしが堂々と古今さんが好きって言えるのはグッズちゃんたちのおかげです。課金はつい最近口座から下ろして大台突っ込んでしまったので乾いた笑いしか出ません……。

夏のSTOREで買った諸々に始まり、初めてのランダム商品だったスクエア缶バッジなんかも思い出沢山ですね。発売日に万屋本舗に並び、脆弱在庫過ぎて内番が速攻枯れてバラ4個しか買えなかったり(でもその中に古今さんいた運命!)お友達と協力しつつの回収の結果、市場の出回り相場を上げてしまったり……。今うちには100くらいのスクエア缶ちゃんがいるのですが、それらを並べているときが一番こころが安らぐんですよね。えへへ。

逆に得たもの、お友達というのは本当にそう。古今さんがいなければわたし、アンソロ主催なんてすることなかったですもん。この1年突っ走ってきたら、わたしが古今さんのこと好きなんだっていうことを肯定してくれるお友達ができました。わたしの宝物です。

知識というのも、昨年5月に買った古今和歌集に始まって和歌や刀剣や歴史について、今まで触れて事なかった分野を知ろうと動くことができました。元々古典に一切関心がなかったわたしが古今集の評釈本を読むなんてね。でも、これは本業(とは?)にも大変役に立ったので、古今さんに感謝してもしきれません。

経験は、それこそグッズ収集とか刀剣関係の調べ物とか、今までしてこなかったことを沢山したし、何より、熊本までひとりで行くなんて思ってもみなかったです。これは行動力でもあるけれど、古今さんがわたしに色々な世界を見せてくれているなって。

古今さんに出会いたくなかった、なんて前に言ったりもしていたし今も少しはそう思うけれど、でも古今さんに出会わなかったら今のわたしはいなかっただろうから。出会えてよかったと、今は素直に思います。

何度でも何度でも、古今さんに出会えてよかったって言いたい。

言える自分でいることが、古今さんの主さま2年目の目標ですね。

 

お祝いとしてケーキをオーダーしてありました。

 

耳がお花の白象さんケーキ。

最初は古今さんの似顔絵プレートにしようかとも思いましたが、古今さんをお祝いするものなのだから、かれが見たときに喜んでくれそうなものがいいなって。イラストままのかわいさで作っていただけて感謝です。地元のお店なので宣伝するのも……という感じですが、気になる方はこっそり聞いてね。

このケーキは自本丸の古今さんと地蔵くんへのお祝いです。自本丸の古今さんは本当は29日に顕現しているけれど、クリスマスをイブに祝うような感じで、ね。

 

 

古今伝授の太刀、顕現1周年おめでとう。

うちの古今さんは29日の深夜1時過ぎに本丸にいらしたからちょっとズレだけれど、わたしの古今さんも、1周年おめでとう。

わたしも、1年間よく頑張りました。

古今さん、これからもよろしくね。

*1:追記。イラストも描けました

かくてぞはなをめで。

 ブログ、とっても暗くなんとなしにご心配をおかけしたりしなかったりしてしまったので、明るい内容を書く。

 

 わたしはTwitterで、すきな存在のことを一般的な名称ではなく「この国の花さん」とあだ名で呼んでいる。理由は検索避けと、あともうひとつ。

 かの刀剣男士が刀帳にて、「自己を紹介するなど……わたくしはそう、この国の花。それだけ覚えてくれればよいのです」と言っていたから。私がTwitterで何度もその言葉でかれを呼べば、ちょっとだけでもその言葉を多くのひとに覚えてもらえるかもしれないと思いながら、毎日この国の花さんについて大騒ぎしている。なんと傲慢な、と言われそうだけれど、実際推しでもなければ刀帳台詞なんてそう意識することはないだろうし、全く効果なしというわけではないのだ、これが。

  刀帳台詞の他、公式Twitterでの新男士紹介にもこの、「この国の花」という言葉は用いられている。よく読むと意味の分からないフレーズだが、わたしはかの刀が「この国の花」であったことによって心を乱されまくってしまった。

   ↑ここら辺が春頃のわたしのツイート。

 ↑ここら辺が夏頃のわたしのツイート。

 ……とまあ、あの言葉とこの国の花さんの結び付きについては日々考えていて、一応自分なりの結論は見出したわけだ。

 

 大して隠してることではないしむしろ数少ない己の無条件に肯定できる部分なのだが、わたしの本名は「はな(漢字表記は内緒)」だったりする。可愛い名前でしょ。わたしは元々自分の一番勝ちな要素は姓名がどちらも非常に可愛いところだと思っていたけれど、この国の花さんなる存在に出会ってからは、本当に親に感謝する羽目になった。

ガラスケース越しに綺麗だな〜って思った刀に4年も経ってこうして出会えたのも、その刀が自身をわたしの名前と同じ言葉で形容したのも、なんの奇跡?って思うよ

 

 最初のはわたしの鍵垢からの引用。

 よく考えると、この国の花さんという呼び方もまた、グッズ収集とか知識の蓄積と同じく、わたしにとっては世界への(もしくは弱い己の精神への)対抗手段なのかもしれない。その名を入力するたび、自己と相手との繋がりを確認できる。それに、わたしのツイートによってフォロワーさんがその名を知ったり用いたりしてくれるというのは、矮小な自己顕示欲を存分に満たしてくれる。しかも冒頭の通り、本刃が自称したものを広めているのだという勝手な貢献の錯覚までできる。素敵!

 

 まずい、また暗い。

 本当に激重感情で、こういうこと書いてるときすら泣きそうになる程度には自分に酔いやすい性質の痛い子なので……。しかし今回はマジで明るい内容を書こうと思った。ので、以下は個人的にとても明るいお話。

 

 アンソロジーって和訳すると「詞華集」とも呼ばれる。

 華の字の理由は、anthologyという言葉の大元が古代ギリシャ語のἀνθολογία (anthologia) であり、「花」を意味する ἄνθος (anthos) と 「集めること」を意味する λογία (logia) との複合語であるから……っぽい。

(参考:アンソロジー - Wikipedia

 アンソロを作ろう!となった動機は単純にいっぱい色々なこの国の花さんを見たかったからに他ならないけれど、偶然の符合というか、この国の花さんを収集することで成立する詞華集というのはあまりに素敵では? と思った。

だからアンソロのタイトルは独断により「花あつめ」になります。(事後報告)

 

最近は色々な人がこの国の花さんを書いたり描いたりしてくれている気配がしてとても嬉しい。しかもそれが本になるんだぜ。最高です。

わたし自身は未だ自分が何をかくのかも決めず、版組つくってにやついたりロゴつくってにやついたりしている。InDesignIllustratorも5億年ぶり触れるものだからちんぷんかんぷんだけれど、今覚えておきゃ就職にも役立つだろ、の気持ちだ。アンソロ、就活にも役立つ(役立ちません)。

 

ちなみに、わたしはちょっと自分ルールが過剰な方なので、アンソロに際しても「絶対にわたしの感情で他者の解釈や創作を否定しない」「原稿をお預かりし始めてからは病んだ言動を控える」と決めている。せっかく花をあつめるのだから、やさしい気持ちでそれらに触れていきたいと思ってのことだ。

でも多分たまにつらくなるから、そういうときは鍵垢とかこのブログにこっそり書きます。

 

以上。